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「普遍」の意味と使い方・例文・対義語・類似した表現との違いは?現役ライターがサクッと解説!

「普遍」(読み方:「ふへん」)という言葉は、主に「普遍的な~」といった形で用いられます。

この言葉は具体的な意味が捉えにくいところがありますが、実際のところどのようなことを表しどのような使い方をするのか、ここでは「普遍」の基本的な意味と使い方、また対義語となる言葉や類似した意味のある語(「一般」・「普通」)との違いについて説明していきます。

「普遍」の意味と使い方や対義語・類似した表現との違いについて、大手企業での勤務後ライターとして数々の記事を編集・構成・執筆を手がけている筆者が解説していきます。これらの言葉の例文なども確認して、より適切に使い分けられるようにしましょう。

「普遍」の意味と使い方・例文・対義語・類似表現との違い

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「普遍」という言葉については、一般的に日常生活で使用する頻度も少ない言葉なのではないでしょうか。普段馴染みの少ない「普遍」という言葉ですが、「普遍的」という言葉遣いなら見かける事もありますね。共通しているということを表現するこの「普遍」という言葉ですが、その使い方はどんなものになるのでしょうか。この言葉の意味と例文をチェックしてみましょう。また、「普遍」の対義語に当たる言葉や、類似表現についてもご紹介していきます。使う機会も多いであろう類似表現や対義語を把握して、言葉の表現を広げるためにも役立てみてはいかがでしょうか。

「普遍」の意味

一般的には「時代や場所が変わっても共通している」という使い方をすることが多い「普遍」という言葉について、その意味をチェックしましょう。シチュエーションや特定の場面では、「普遍」という言葉は非常に便利であり、その意味を簡潔に伝えるために役立てることができそうですね。辞書に記載されている「普遍」の定義を知った上で、その使い方などもチェックしていきましょう。

広く行きわたること。また、すべてのものにあてはまること。

哲学で、宇宙・世界の全体にかかわっていること。また、特殊・個物に対して、ある部類に属するすべての事物に共通する性質。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「普遍」

 

つまり「広く、または地域や場所を問わず共通しているもの」について言い表す表現として使用できます。

「普遍」の使い方・例文

使い勝手の良い言葉である「普遍」ですが、そのニュアンスはどんなものになるのでしょうか。類似表現とは若干ニュアンスが異なってくる「普遍」についての使い方のヒントになる例文をご紹介していきます。「普遍」があまり使い慣れない言葉という人でも、例文をチェックして日常で使うためにニュアンスを掴んでみてくださいね。

「死というのはすべての人において普遍に訪れる」

「地球は球体であるという考え方が現代では普遍的に認められている」

「言語は人類におけるコミュニケーションの普遍的な方法として存在している」

「普遍」の対義語・類義語

「普遍」の意味やニュアンスについて掴みづらいという人なら、対義語からその意味を掴んでみることもできます。「普遍」の対義語の意味から、言葉の立ち位置を確認してみましょう。

「普遍」の対義語 「特殊」

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「特殊」という言葉は、「普遍」という言葉の対義語であり対をなす意味を持ちます。日常生活ではよく使う機会がある「特殊」は、何か特別なものや、特別な特徴を持ったものに対して使う事が多い言葉ですね。この「特殊」という言葉の意味をチェックして、適切に使うために例文による使い方も確認していきましょう。

「特殊」の意味

日常で使用することが多い「特殊」という言葉について、その意味を辞書の定義からご紹介します。

方針を立てて決めること。

限られた範囲内のものだけにしかあてはまらないこと。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「特殊」

「特殊」の使い方・例文

「特殊」という言葉は、主に物事に対して客観的な事実について表現する時に使う言葉であり、主観的な視点になる「特別」とはニュアンスに違いがあります。「特殊」という言葉をもう少し掘り下げてニュアンスを掴むためにも、その例文を確認しておきましょう。日常における正しい使い方をするためのヒントにしてみてくださいね。

「俳優になるためには、他の人とは違う特殊なキャラクターとイメージが必要になるだろう」

「SF映画では、そのリアリティを最大限に引き出すために特殊メイクが使われる」

「彼の判決結果はあらゆる要因によって決められており、非常に特殊なケースと言えるだろう」

「今一番人気のある電化製品には特殊な加工を施したものがある」

「普遍」の類義語 「一般」「普通」

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「一般」「普通」という言葉は、「普遍」という言葉以上に身近に感じる言葉でもありますね。「普通の習慣」「一般的な服装」というように、とりたてて特殊なところがないという意味に捉えることができるこれらの言葉ですが、実際にはどのような意味を持つ言葉なのでしょうか。これらの言葉を使い慣れている人も、例文から普段の使い方をチェックしてみて下さいね。

「一般」「普通」の意味

「一般」「普通」は、毎日のように使い、または使われている言葉ですね。特に変わったことがない、または特殊なことがない事を言い表す際に非常に便利です。これらの意味は理解している人も多い言葉ではありますが、改めて辞書の定義をご紹介します。

他の同種のものとくらべて特に変わった点がないこと。特別でなく、ありふれていること。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「普通」

 

物事が広く全般に行き渡っていること。特殊・特別ではなく、普通であること。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「一般」

「一般」「普通」の使い方・例文

すでに日常で使い慣れている言葉である「一般」「普通」の使い方のヒントとなる例文をご紹介します。使い慣れている人も、例文で「普遍」という言葉と対比して、今一度言葉のニュアンスについて確認しておきましょう。便利に使えるこれらの言葉と、「普遍」をうまく使い分けられるようにしましょう。

普通」:「夕食は普通7時に食べることにしている」(それが通常の状態でそこから外れることがないことを表す)

「一般」:「一日三食というのが世間一般の常識となっている」(広く行き渡っていてなお且つそれが容認されている状態を表す)

「普遍」:「1日という時間の単位は普遍的に通用している」(例外なくすべてのものに共通して存在することを表す)

「普遍」と対義語・類似表現を使い分けよう

以上、「普遍」の意味と使い方についてまとめました。

この言葉は「例外なく行き渡っていること」を表すものとなっています。

「一般」や「普通」も「広く通じる」という部分では近い意味があるといえますが、上記のように明確なニュアンスの違いがあるため、それぞれ場面に応じて適当に使い分けてみましょう。

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