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「啓発」の意味と使い方・例文・類義語・対義語は?現役のブロガーがサクッと解説!

「啓発」(読み方:「けいはつ」)という言葉、日常、ビジネスを問わず一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

「啓発する」「啓発される」などの形で用いられている言葉です。

現在では書店などでも自己啓発本が多く販売されており、日常的に使用している人も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

概ね意味は分かっているという人がほとんどかと思いますが、具体的にどのようなことを表しているのか、ここでは「啓発」の意味、由来や使い方、対義語、類似語を例文を交えながら、半年で独立したプロブロガーの筆者が解説していきます。

「啓発」の意味と使い方・例文

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まず、「啓発」の意味と使い方を解説します。

「啓発」の意味とは?

まず、「啓発」には「知識を開き起こして理解を深めること」「気付かない点を教え示して知識を向上させる」といった意味があります。

「啓発」の語源

啓発を分けると、「啓」と「発」という2つの言葉で構成されていることが分かりますよね。


それぞれの意味を見てみると、「啓」は「開く、教え導く」、「発」は「明らかにする、開く」という意味を持っています。


この2つの言葉を組み合わせることで、「気が付かないような点などを教え示して高い理解に導くこと」という意味を持った「啓発」が生まれたのではないでしょうか。

「啓発」の使い方と例文

次に、「啓発」を例文を使って見てみましょう。

たとえば以下のような使い方をすることができます。

「この著者の本には大いに啓発されるところがある」

「自己啓発を目的としたセミナーや講演会に参加する」

「その分野の専門家から意見を聞いて啓発を受ける」

「森林破壊の実態を啓発するための運動を行う」

「女性に向けた禁煙啓発グッズを配布する」

「1年間の留学で海外文化や現地の人との交流に大いに啓発されて帰国する」

「自己啓発のために記事を読んでいたが、変わることはなかった」

「仕事仲間から自己啓発セミナーに誘われ、以前から興味があったので参加した」

「啓発」の類義語

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「啓発」の単語の意味を学んでいただいたところで、もう少し理解を深めていただくために、どのような類義語があるのか解説していきます。

「啓発」の類義語1:啓蒙

「啓蒙」:一般の人々の無知を切り開き、正しい知識を与え、ものの道理が分かるように導くこと。


「啓蒙」の「蒙」には「暗い、道理をよく知らない」という意があり、「教え導く」という意味を持つ「啓」とあわせて上記の意味を持つ言葉を表すことができます。

「彼は自分の考えを民衆に説いて、啓蒙活動を行っている」


「彼はビジネスマンのマナーについて啓蒙しています」


「勉強を満足に教えてもらえていない子どもたちに、積極的に啓蒙活動を行っている」

つまり「蒙昧」は「無知の人を教え導く」ことを表しており、この語と「啓発」を例文を使って比較した場合、以下のようになります。

「啓発」:「環境保護問題に関する啓発セミナーを開催する」(環境保護問題について一般的に知られていないような点などを教え示して知識を高めるためのセミナーを開催する)


「啓蒙」「環境保護の必要性についての意識を高める啓蒙活動を行う」(環境保護に無知な一般の人々に知識を与えて必要性についての意識を高めるために働きかける)

「啓蒙」は立場が高いものが無知の人に教えるときに使用されますが、「啓発」では教える人は限定されていないため広く使うことができるので、状況によって使い分けると良いでしょう。

「啓発」の類義語2:触発

「触発」:衝動や感情など急に誘発すること。

「大手企業に内定を受けた兄に触発され、勉強を始めた」


「情熱的な動画作品に触発され、前向きな気持ちを持てるようになった」


「あの火災検知器は、煙などに触発されて起動する」

「啓発」の類義語3:教育

「教育」:望ましい姿にするために教え育てること。

「教員免許を取得するために、高校に教育実習へ向かった」


「難関大学への合格率を向上させるため、集中的な教育を行った」


「現在の教育では、社会道徳がおろそかになっていることは否めない」

「啓発」の対義語

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ここで「啓発」にはどのような対義語があるのか解説していきます。

「啓発」の対義語1:暗愚

「暗愚」:物事の判断をする力がなく、愚かなこと。

「築き上げた信頼を一夜にして失ったため、暗愚な上司という噂が瞬く間に広がった」


「愚鈍な当主とされる理由は、時の流れを読むことができないからだ」


「家中や領民に対して悪政を敷くという暗愚な人物だった」

「啓発」の対義語2:愚蒙

「愚蒙」:愚かなさまのこと。

「彼は愚蒙な民衆にとりまかれ、全てを失った」


「彼はいつもポジティブだが愚蒙な人物だ」


「彼は素晴らしい作品を否定するほど愚問ではない」

「啓発」の対義語3:蒙昧

「蒙昧」:知識が不十分で道理にくらいこと。

「人の話をしっかりと聞かないと、蒙昧な人間になってしまうよ」


「蒙昧な人物がセミナーに参加していたため、集中することができなかった」


「政治家の態度が、蒙昧な人間と馬鹿にしているように思える」

「啓発」を上手く使いこなそう

以上、「啓発」の意味と使い方についてまとめました。

この言葉は、「知識を開き起こして理解を深めること」「気付かない点を教え示して知識を向上させる」ことを表す言葉で、さまざまな人に対して、あまり広く知られていない知識を与えて導いていく際に用います。

これ以外にも、「啓蒙」などの似た意味を持つ言葉があるので様々な場面で使用できるようになると良いでしょう。

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shinkai