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「支離滅裂」の意味や語源・英訳・使い方・類義語・対義語は?現役ライターがサクッと解説!

「支離滅裂」(読み方:「しりめつれつ」)は、「支離滅裂な説明」「支離滅裂な言動」などの形でよく用いられる四字熟語です。

この言葉は日常会話などでも比較的よく用いられる言葉ではありますが、本来どのような意味を表すのか、また似た意味のある言葉ととどのように使い分けるのか、中には疑問に思うこともあるかもしれません。

そこで、ここでは「支離滅裂」の意味や語源、英訳、使い方、類義語や対義語について、「誰にでも分かる言葉で伝える」を心掛けるライターが分かりやすく解説していきます。

「支離滅裂」の意味や語源・英訳・使い方・類義語まとめ

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それでは、以下に「支離滅裂」の意味や語源、英訳、使い方、類義語について説明します。

#1 「支離滅裂」の意味は?

まず、「支離滅裂」の意味について見ていきましょう。この言葉の意味は、以下のようになります。

ばらばらになってまとまりがつかないこと。筋道が立たないで、めちゃくちゃなこと。また、そのさま。

出典:精選版 日本国語大辞典「支離滅裂」

つまり、ばらばらで全く統一性のない状態を表している言葉です。

#2 「支離滅裂」の語源・由来は?

次に、「支離滅裂」の語源について見ていきましょう。この四字熟語は、「支離」と「滅裂」の2つの言葉の組み合わせから成り立っています。「支離」とは、ばらばらに離れることを表しており、「滅裂」は統一性がなく、形を失うことを表している言葉です。これらの言葉が組み合わさることで、「支離滅裂」は「まとまりがなくばらばらな様子」をさらに強調した言葉となります。

#3 「支離滅裂」の英訳は?

次に、「支離滅裂」を英語でどのように表現するのか見てみましょう。

●be incoherent
●not make sense

「be incoherent」は、「つじつまが合わない、ちぐはぐな」という意味を表しており、「not make sense」は「筋が通っていない、理に適っていない」という意味を表している表現です。「not make sense at all」のように「at all」を付けると、「全く筋が通っていない」など、より強調した英語表現となります。

#4 「支離滅裂」の使い方・例文

次に、「支離滅裂」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

「彼はよく支離滅裂な発言を繰り返していたが、そこから学んで今では理路整然と話すようになった」
「その面接は準備不足と緊張で話が支離滅裂だった」
「そのアイディアは支離滅裂でとうてい受け入れられるものではなかった」
「プレゼンテーションが支離滅裂にならないように、事前に構成をしっかりと考える」
「彼は離婚してから支離滅裂な言動になっている」

「支離滅裂」とは、「支離」と「滅裂」の2つの言葉の組み合わせから成り立っており、「ばらばらでまとまりのない様子」を表した言葉です。この言葉は、「彼の話は支離滅裂だ」などのように用いることができます。

#5 「支離滅裂」の類義語

次に、「支離滅裂」の類義語について見ていきましょう。この類義語には「しどろもどろ」などがあり、この言葉の意味は以下のようになります。

言動に秩序がなく、たいそう乱れているさま。また、足もとの定まらないさま。

出典:精選版 日本国語大辞典「しどろもどろ」

つまり「しどろもどろ」は、「話し方や話の内容がひどく乱れるさま」という意味があり、「口調が乱れている様子」を表している言葉です。
なお、「しどろもどろ」の「しどろ」とは「秩序なく乱れているさま」「もどろ」は「斑(まだら)なさま、乱れ紛れるさま」という意味があります。

「上司にミスを追求され彼はしどろもどろになった」
「彼女に浮気を疑われた彼は、しどろもどろな言い訳をし始めた」
「しどろもどろな受け答えをする彼の様子が、全てを物語っている」

つまり、「しどろもどろ」は「話の内容や話し方が乱れている、まとまりがない様子」を表すことに対して、「支離滅裂」は話し方に限らず「全体に統一がなくばらばらでまとまりのない様子」を表すという違いがあります。

「支離滅裂」の類義語には、「しどろもどろ」があります。これらの言葉は、両者とも「まとまりがなく、乱れているさま」を表している言葉です。話し方がまとまりなく乱れていることを表している「しどろもどろ」に対し、「支離滅裂」は話し方に限らず思考や行動などに対しても用いることができます。

これらの言葉を用いる際には、このことに注意して使い分けると良いでしょう。

「支離滅裂」の対義語

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最後に、「支離滅裂」の対義語について見ていきましょう。この対義語には、「理路整然」などがあります。

#6 「理路整然」

「理路整然」の意味は、以下のようになります。

話、文章、議論の筋道がととのっているさま。

出典:精選版 日本国語大辞典「理路整然」

つまり「理路整然」とは、「物事や話の筋道が通っている・矛盾がない」ことを表している言葉です。この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

「緊急手術をすることとなりパニックに陥っていたが、理路整然と話す医師の口ぶりのお陰で、何とか落ち着くことができた」
「理路整然と説明する彼のセミナーは、とても分かりやすいと評判だ」
「夫婦喧嘩をした時には、感情的にならずに理路整然と話し合うことが大切だ」
「彼のプレゼンテーションは理路整然としているため、いつも滞りなく進行する」

「支離滅裂」を使いこなそう

以上、「支離滅裂」の意味と使い方についてまとめました。この言葉は、「(説明や話、言動など)物事が全体として統一がなく、ばらばらでまとまりのない様子」を表します。

この言葉の類義語は、「しどろもどろ」などです。「しどろもどろ」は、「話し方や話の内容などが乱れている様子」を表しており、たとえば酔った時や厳しい質問を受けた時に、はっきりと答えられない状態を表す時などに用います。

また、この言葉の対義語は「理路整然」などです。この言葉は、「物事の筋道が通っている・矛盾のない様子」を表しています。

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tanpopo409