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「ざっくばらん」の意味や語源・英訳・使い方・類義語・「大雑把」との違いは?現役ライターがサクッと解説!

「ざっくばらん」という言葉は、「ざっくばらんな人」「ざっくばらんな意見」などの形でよく用いられています。

人柄を表す語として用いられることも多いですが、中にはこの言葉が「大雑把」という語と同じような意味で使われていることもあるようです。

ただし、この両者はそれぞれ全く違った意味を表すものとなるため、ここでは「ざっくばらん」はどのようなことを表す語なのか、この言葉の基本的な意味や使い方から「大雑把」との違いについて、「誰にでも分かる言葉で伝える」を心掛ける現役ライターが例文を交えながら分かりやすく解説していきます。

「ざっくばらん」の意味や語源・英訳・使い方・「大雑把」との違い

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それでは、以下に「ざっくばらん」の意味と使い方、また「大雑把」との違いを説明します。

#1 「ざっくばらん」の意味は?

まず、「ざっくばらん」の意味を見てみましょう。この言葉には、以下のような意味があります。

心中をさらけ出して、隠し事をしないさま。遠慮がないさま。つくろわないさま。

出典:精選版 日本国語大辞典「ざっくばらん」

つまり「ざっくばらん」という言葉は、何かを秘密にしたり、気取ったり取り繕ったりすることがなく、相手に素直に向き合う様子を表します。

#2 「ざっくばらん」の語源は?

次に、「ざっくばらん」の語源について見てみましょう。この言葉の語源については、諸説ありますが、大きく2つの説があるようです。

1つ目は「心をざっくり割り、ばらりと話す」ということから、元々あった「ざっくり」や「ばらり」、「ぱらり」などの言葉の組み合わせでできたとされています。江戸時代ごろには、この言葉と同じ意味で「ざっくばらり」という言葉も使われていたようです。

2つ目は、堅苦しい・格式ばったことを「四角張る」と表現することに由来してます。この否定形として、堅苦しくないことを「四角張らぬ」と表現し、その言葉が少しずつ変化したことで「さくばらん」「ざっくばらん」となったようです。

#3 「ざっくばらん」を英訳すると?

次に、「ざっくばらん」を英語で表現すると、どのようになるか見てみましょう。英語で表すと、以下のようになります。

●frankly
●openly

「frankly」は「率直に」という意味を、「openly」は「あけすけに」という意味を表した言葉です。「openly」は、日本でも「何でもオープンに話して」などと表現することもあるので、馴染みのある言葉でイメージしやすいですね。「ざっくばらん」に話したり、接することが、お互いを理解し合う第一歩かもしれませんね。

#4 「ざっくばらん」の使い方・例文

次に、「ざっくばらん」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

「ざっくばらんに言えば、3年以内に辞めていく新人がいかに多いかということだ」
「会議でざっくばらんな意見を求める」
「彼はざっくばらんな人柄だから初対面でも話しやすい」
「ざっくばらんに話せる気が置けない友人との関係を大切にする」

「ざっくばらん」という言葉は、「気取ったり取り繕ったりすることがなく、素直な様子」を表した言葉です。「心をざっくり割り、ばらりと話す」という表現が、一番分かりやすいですね。

#5 「大雑把」との違い

次に「ざっくばらん」と同じようなイメージで用いられる、「大雑把」という言葉との違いについて見ていきましょう。「大雑把」の意味は、以下のようになります。

【1】細かいところまで注意が行き届かないさま。粗雑。
【2】細かいところを気にせず全体を大づかみにするさま。大体。あらまし。

出典:大辞林 第三版「大雑把」

つまり、「大枠を捉えて何かを行う」「物事の見方や扱い方が曖昧だったり雑だったりする」ことを表します。「大雑把」という言葉は、どのように用いることができるのか、以下の例文で見ていきましょう。

「彼の話はいつも大雑把なので、いまいち具体的な内容がイメージしづらい」
「この記事の内容を大雑把でいいので、今日中にまとめておいてください」
「彼女の掃除は大雑把なので、いつも部屋の隅にゴミが残っている」
「彼女は大雑把な性格なので、料理も豪快だ」

このように、「ざっくばらん」と「大雑把」は似た意味のようなイメージがありますが、「ざっくばらん」は、「率直に」「ありのままに」という意味で用いられる言葉です。一方「大雑把」という言葉は、「大まかで些細なことにこだわらない」といった意味で用いられる言葉となります。

「ざっくばらん」は、「素直に、ありのままに」という意味を持つ言葉です。一方「大雑把」は、「大まかで些細な事にこだわらない」という意味を表しています。これらの言葉は、微妙にニュアンスが異なるため、用いる場合には注意して使いましょう。

「ざっくばらん」の類義語

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最後に「ざっくばらん」の類義語を見ていきましょう。

#6 「単刀直入」

「ざっくばらん」の類義語は、「単刀直入」という言葉です。「単刀直入」の意味は、以下のようになります。

【1】刀を一振り持って敵陣に切り込むこと。
【2】前置きなどを省いて、すぐ本題に入ること。遠回しな言い方をしないで、問題の核心をつくこと。また、そのさま。

出典:大辞林 第三版「単刀直入」

本来は、「一振りの刀(単刀)」で何の準備もなく、敵陣にまっすぐに突入(直入)することを意味した言葉です。このことから、余計な前置きなどはせずに、用件にすぐ入ることなどを表すときに、「単刀直入に~」などと表現します。この言葉を用いた例文は、以下です。

「単刀直入に言うと、君の仕事ぶりは後輩に負けている」
「あまり時間もないので、私は取引先に単刀直入に用件を申し上げた」
「彼女は単刀直入な物言いで、時々人から誤解されてしまうところがある」
「彼には遠回しに言っても伝わらないので、単刀直入に言うことをお勧めする」

「ざっくばらん」を使いこなそう

以上、「ざっくばらん」の意味と使い方についてまとめました。

「ざっくばらん」は「遠慮がないこと」を表し、「率直な意見を求める」「素直な人柄」について表すときに用いられる言葉です。また、似た意味のイメージで用いられる言葉に「大雑把」がありますが、この言葉は「細かいところまで気が付かない」「雑」といった意味であるため、これらの言葉の使い分けには注意しましょう。

また、「ざっくばらん」の類義語には、「単刀直入」があります。

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tanpopo409