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「顕著」の意味と使い方・例文・類義語・対義語は?現役のブロガーがサクッと解説!

「顕著」(読み方:「けんちょ」)という言葉は、たとえば「顕著に表れる」「顕著な傾向」などの形で用いられています。

ビジネスシーンでも使用される言葉であり、特に使いづらい言葉ではありませんよね。

しかし、「顕著」と「如実」を混同して覚えてしまっていて、間違って使っているということもあるのかもしれません。

そこで、この語と比較されることが多い「如実」という語とはどのような違いがあるのか、「顕著」の意味、由来や使い方、対義語、類似語を例文を交えながら、半年で独立したプロブロガーの筆者が解説していきます。

「顕著」の意味と使い方・例文

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まず、「顕著」の意味と使い方を解説します。

「顕著」の意味とは?

「顕著」には「際立って目につくさま」という意味があり、「他との区別がはっきりとしていて目立つ様子、誰の目から見てもそのことが明らかではっきりとあらわれている様子」を表しています。

「顕著」の語源

顕著を分けると、「顕」と「著」という2つの語で構成されていることが分かりますよね。


それぞれの意味を見てみると、「顕」は「明らかなこと、はっきりしていること」、「著」は「著しいこと、目立つこと」という意味を持っています。


この2つの言葉を組み合わせることで、生まれたのが「顕著」


このように一見分かりづらい言葉でも、それぞれの意味を見てみると分かりやすくなりますよね。

「顕著」の使い方と例文



次に、「顕著」を使った例文を見てみましょう。


たとえば以下のような使い方をすることができます。



「食事制限を継続することによって、症状に顕著な改善が見られた」


「毎日1時間の勉強を続けたところ、数カ月後には語学力に顕著な向上が見られた」


「その学習法を実践した結果、試験の点数に顕著な伸びが見られた」


「彼は優秀な人材だったが、他のスタッフとの能力の差があまりにも顕著なため、彼らの間に不協和音が生じていた」


「音楽の才能は幼い頃からずば抜けており、音感とリズム感が顕著にあらわれていた」


「作業人数が少なくなるごとに、それぞれの生産性や作成物の品質に顕著な違いがあらわれるようになった」


「これまでは健康そのものだったが、30歳を超えてからは身体の音絵を顕著に感じるようになった」


「相続問題を残したまま、父親がなくなってしまったため三人の相続争いが顕著化した」

「顕著」の類義語

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「顕著」の単語の意味を学んでいただいたところで、もう少し理解を深めていただくために、どのような類義語があるのか解説していきます。

「顕著」の類義語1:如実

「如実」:実際の通りであること。

「彼が必死になって努力したことがテスト結果から如実にあらわれている」


「この記事は当時発生した災害の悲惨な状況を如実にあらわしている」


「料理人の腕前を如実にあらわすには、オムライスなどのシンプルな料理が良いだろう」

上記の例文の一部でたとえると、「テスト結果から如実にあらわれている」を「テスト結果から顕著にあらわれている」というように言い換えることできます。

このように言い換えることができてしまうため、混同して覚えている方が少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

それでは言い換えた部分を、それぞれの言葉が持つ意味にして見てみましょう。

「顕著」:テスト結果から明らかにあらわれている。

「如実」:テスト結果からありのままあらわれている。

「顕著」と「如実」は同じ文でも言い換えれてしまう場合があるので間違いやすい言葉です。

しかし「はっきりとさせる」ことが目的なら「顕著」、「ありのままを伝える」という意味で使用するのであれば「如実」というように使い分けると良いでしょう。

「顕著」の類義語2:著名

「著名」:世間によく名の知られていること。

「彼は今ではベストセラー作品を連発する著名な作家だ」


「あの絵画を書かれたのは著名な方ですよね」


「彼は著名なハリウッドスターだ」

「顕著」の類義語3:明瞭

「明瞭」:はっきりしている、あきらかであること。

「英語教師である彼女は人気がある、明瞭な発音で聞き取りやすいからだ」

「今の説明では組織の目的がわからないので、そこを明瞭にしましょう」

「彼の発言内容は、いつも不明な点が多く明瞭ではない」

「顕著」の対義語

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ここで「顕著」にはどのような対義語があるのか解説していきます。

「顕著」の対義語1:隠微

「隠微」:かすかで目立たず、表面にはあらわれず確認しづらいこと。

「動画の内容がまるでプライベートを隠し撮りされたような隠微な雰囲気を放っている」


「隠微なところがあるのか、彼女の気持ちが一切読めないことがある」


「サイトの内容は、誰が見ても問題ないように隠微な表現で作られている」

「顕著」の対義語2:漠然

「漠然」:ぼんやりとしてはっきりとしない、気持ちがとりとめないこと。

「仕事にとりかかったが、漠然としすぎて進めることができなかった」


「生活の見通しが立たないため、被災地では漠然とした不安を抱えている人が多くいる」


「将来の夢が漠然としていて、何をするにも集中することができない」

「顕著」の対義語3:曖昧

「曖昧」:ものごとの内容がはっきりせず捉えにくいこと。

「作業を円滑に進めるために、曖昧な部分を残すべきではない」


「問題がわからない場合には、曖昧なままにせずにすぐに相談していた」


「お金の貸し借りは、家族であっても曖昧にするべきではない」

「顕著」を上手く使いこなそう

以上、「顕著」の意味と使い方についてまとめました。

この言葉は、「他との区別がはっきりとしていて目立つ様子、誰の目から見てもそのことが明らかではっきりとあらわれている様子」を表しています。

これに対して「如実」は「事実の通りであること、ありのまま」を表し、その物事が事実の通りであることを述べる場合に用いられる言葉です。

この2つは混同しやすいの言葉なので、間違えないようにしっかりと覚えて使い分けるようにしましょう。

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shinkai