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「理路整然」の意味や語源・英訳・使い方・類義語・対義語は?現役ライターがサクッと解説!

「理路整然」(読み方:「理路整然」)という言葉は、「理路整然とした~」「理路整然と~する」といった形でよく用いられています。

「理路整然」と何かを行う能力はビジネスの場面でも役立つものですが、では具体的にこの言葉はどのようなことを表すのか、ここでは「理路整然」の意味や語源・英訳・使い方、また類義語や対義語について「誰にでも分かる言葉で伝える」を心掛ける現役ライターが分かりやすく解説していきます。





「理路整然」の意味や語源・英訳・使い方まとめ

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それでは、以下に「理路整然」の意味や語源・英訳・使い方について例文を交えて説明していきます。

#1 「理路整然」の意味は?

まず、「理路整然」の意味を見てみましょう。この言葉は、以下のような意味があります。

話、文章、議論の筋道が整っているさま。

出典:精選版 日本国語大辞典「理路整然」

つまり、「理路整然」は「物事の筋道がきちんと通っているさま」という意味があり、「話し方や考え方などの筋道が整っている(順序立てて説明されている)様子」を表している言葉です。

#2 「理路整然」の語源は?

次に、「理路整然」の語源について見ていきましょう。この言葉は、「理路」と「整然」という2つの言葉の組み合わせから成り立っています。「理路」とは「物事や考え方の筋道」を表しており、「整然」とは「きちんと整っているさま」を表している言葉です。このことから「理路整然」とは、「話や考え方の筋道がきちんと整っている様子」を意味しています。

#3 「理路整然」の英訳は?

次に、「理路整然」は英語でどのように表現するのか見てみましょう。

●logically consistent
●reasoned

「logically」は「論理的に」、「consistent」は「矛盾のない、一貫した」を表しているため、「logically consistent」で「理路整然」と訳すことができる表現です。また、「reasoned」は「道理に基づいた、筋の通った」と訳すことができます。

#4 「理路整然」の使い方・例文

次に、「理路整然」の使い方を例文を使って見ていきましょう。
この言葉は、何らかの話や文章などがきちんと順序立っていることについて述べる場合に、たとえば以下のように用いることができます。

「彼のプレゼンは理路整然としているだけでなく熱意が込もっていると評価が高い」
「彼の明瞭且つ簡潔で理路整然とした話ぶりは大きく評価された」
「理路整然とした考え方や説明能力は、商談や会議などビジネスにおける多くの場面で役立つものだ」
「彼の意見は理路整然として分かりやすく説得力がある」
「営業で大事なのは、相手の疑問に理路整然と分かりやすく答えることだ」

「理路整然」とは、「話・考え・文章などの筋道が整ったさま」を表している言葉です。この言葉は、「理路」と「整然」の2つの言葉の組み合わせからできており、「理路整然としている」などのように用いることができます。

「理路整然」の類義語は?

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次に「理路整然」の類義語について見ていきましょう。この類義語には、「一貫性」「整合性」などがあります。

#5 「一貫性」

「一貫性」には、以下のような意味があります。

始めから終わりまで同一の主義や方法で貫き通すこと。始めから終わりまで矛盾がない状態であること。

出典:精選版 日本国語大辞典「一貫性」

この言葉は、以下のように用いることができます。

「彼の行動には一貫性がなく、いまいち信用することができない」
「彼女の話は一貫性に欠けており、何が言いたいのかさっぱり分からない」
「人を説得したいのなら、言動に一貫性を持つことが大切だ」
「この研究でデータは一貫性があるから、自信を持って論文に掲載できる」

#6 「整合性」

次に、「整合性」について見ていきましょう。この言葉は、以下のように用いることができます。

論理学で、ある論理体系の中で定理とすることがない場合の、その論理体系の状態、性質。無予盾性。

出典:精選版 日本国語大辞典「整合性」

上記だけでは少し分かりにくいかもしれません。「整合性」は「きちんと整って」おり、「ぴたりと合っている」という意味から、「矛盾のない、つじつまが合う」ことを表している言葉です。

この言葉を用いると、たとえば以下のようになります。

「今日中に、このデータの整合性を確認しておいてほしい」
「整合性のないプレゼンは、何度やっても意味がない」
「あの裁判における彼の発言は、整合性がないため信用できない」
「言い訳ばかりで整合性に欠ける彼の主張を、信じる者は誰もいなかった」

「理路整然」の対義語は?

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最後に、「理路整然」の対義語について見ていきましょう。この対義語には、「支離滅裂」「滅茶苦茶」などがあります。

 

#7 「支離滅裂」

まず「支離滅裂」について見ていきましょう。「支離滅裂」には、以下のような意味があります。

ばらばらになってまとまりがつかないこと。筋道が立たないで、めちゃくちゃなこと。また、そのさま。

出典:精選版 日本国語大辞典「支離滅裂」

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

「彼女の話は、支離滅裂で何が言いたいのかさっぱり分からない」
「浮気を疑われた彼は、支離滅裂な言い訳をし始めた」
「彼は言ってることとやっていることが支離滅裂だ」
「支離滅裂なことばかりやってると、誰からも信用してもらえなくなるよ」

#8 「滅茶苦茶」

次に、「滅茶苦茶」について見ていきましょう。「滅茶苦茶」には以下のような意味があります。

【1】まるで通りに合わないさま。筋道の通らないさま。めちゃめちゃ。
【2】程度のはなはだしいさま。めちゃめちゃ。
【3】非常に混乱したさま。めちゃめちゃ。

出典:大辞林 第三版「滅茶苦茶」

この言葉を用いると、たとえば以下のようになります。

「遅刻が続いていることを上司に怒られた彼は、滅茶苦茶な言い訳をして、さらに上司を怒らせた」
「君の言っていることはさっきから滅茶苦茶だ」
「彼が優しいからって、あまり滅茶苦茶なことばかり言っていると、さすがに愛想をつかされるよ」
「彼女はいつも滅茶苦茶な要求をしてくる」

まとめ

以上、「理路整然」の意味と使い方についてまとめました。これは「物事の筋道がきちんと整っていること」を表し、話や文章などが順序立てて進められていることを述べる場合に用いることができる言葉です。

この類義語には、「一貫性」「整合性」などがあります。「一貫性」とは「最初から最後まで矛盾のないさま」を表しており、「整合性」とは「矛盾せずにつじつまが合う」さまを表している言葉です。これらの言葉は、「理路整然」と似たようなイメージで用いられる場合がありますが、本来の言葉の意味は異なるため、しっかりと理解して用いるようにしましょう。

また、この対義語には「支離滅裂」「滅茶苦茶」などがあります。

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tanpopo409