用語

「講話」の意味と使い方・例文・類義語・言い換え表現は?現役記者がサクッと解説!

「講話」(読み方:「こうわ」)という言葉は、「講話をする」「講話を聞く」などの形でよく用いられています。

この言葉は大勢の人の前で話をする時に使いますが、他に「講演」「演説」「講義」「訓話」といった近い意味の語もいくつかあり、それらの語とどのような違いがあるのか、中には疑問が浮かぶことがあるかもしれません。

そこで、ここでは「講話」の意味と使い方、また類義語である「講演」「演説」「講義」「訓話」との違いについて、科学・技術系記事の執筆を中心に活躍する筆者が説明していきます。

「講話」の意味と使い方・例文

image by iStockphoto

始めに「講話」の意味と使い方を説明します。

「講話」の意味は?

まず、「講話」には「多くの人に分かりやすく説明して聞かせること」といった意味があり、「集まった大勢の人に対して何らかのテーマについて詳しく説明して理解させること」を表す語となっています。

「講話」の使い方は?

次に、「講話」の使い方を例文を使って見ていきます。以下に4つの例文を挙げました。

「お寺で行われている住職による講話を聞きに行く」

「外部から講師を招き、就職指導の講話をする」

「卒業生の講話を聞き、進路を考える参考にする」

「入社式で社長の講話を聞いて働く意欲を新たにする」

「講話」は、上記のようにあるテーマを大勢の人の前で話すときに使うことができます。ですが、「講話」には「わかりやすく説明する」という意味が含まれるので、それを念頭に置いて使用しましょう。

「講話」の類義語・言い換え表現

image by iStockphoto

次に、「講話」の類義語や言い換え表現について見ていきましょう。まず、「講話」と近い意味を持つ言葉には以下のようなものがあります。

「講演」:多くの人の前である題目について話をすること。

「演説」:多くの人の前で自分の意見や主張を述べること。

「講義」:人々に学説・書物・物事などの意味や内容を説明すること。

「訓話」:教え導くために話をすること。

そして、これらの語と「講話」の使い方を比較すると以下のようになります。

「講演」:「経営についての講演会に参加する」(経営をテーマにした話を聞くことができる催しに参加する)
「演説」:「議員が街頭で演説する」(議員が街頭で自分の意見や主張をテーマに話をする)
「講義」:「生物学の研究を講義する」(生物学の研究内容について説明する)
「訓話」:「今日は校長先生の訓話がある」(今日は校長先生が生徒達を教え導くために話をする)
「講話」:「その精進料理教室では、実際に試作や食事をした後に講話を聞くことができる」(その精進料理教室では、実際に試作や食事をした後に精進料理について分かりやすく説明した話を聞くことができる)

上記のように、これらの言葉は「対象に向かって話をする」という共通の意味があります。しかし、どのような対象に、どのようなことを、どのように話すかという点で意味が違うのです。

「講話」と「講演」の違いは?

image by iStockphoto

それでは、「講話」と「講演」の意味はどのように違うのでしょうか。

この二つの語は、「大勢の前であるテーマについて話す」という共通の意味を持っていますが、どのように話すかという点で違いがあります。

「講話」がわかりやすく話すという意味を含むのに対し、「講演」はわかりやすいかどうか、聞き手に理解させるように話すといったニュアンスを含まないのです。

そして、これらのことから「講話」という言葉は、「わかりやすく講演する」のように「講演」で言い換えることができます。

「講話」と「演説」の違いは?

次は、「講話」と「演説」の違いです。

この二つの語は、「大勢の前で話す」という共通の意味を持っていますが、そもそもどのようなことを話すかという点で違います。

それは、「演説」が「自分の意見や主張」とテーマが絞られているのに対し、「講話」ではテーマは絞られていない、つまりテーマは任意です。

また、「講話」はわかりやすくというどのように話すかという制限がありますが、「演説」にはその話し方に制限はありません。

以上のことから、話すテーマが「自分の意見や主張」であり、わかりやすく話す場合には、「講話」を「演説」に言い換えることができます。

「講義」「訓話」との違いは?

それでは、「講話」と「講義」「訓話」の意味はどのように違うのでしょうか。

これらの語は、共通して「人々の前で話す」という意味を持っています。しかし、「講話」が大勢の前でという意味を含むのに対し、「講義」「訓話」には大勢という制限はありません。

つまり、「講義」「訓話」では、話す対象が一人でも大勢でもどちらでも構わないのです。

また、どのようなことを話すか、つまり話すテーマの範囲も異なります。「講義」は「学説・書物・物事などの意味や内容」、「訓話」は「教え導くような教訓的な話」と、話すテーマに制限がありますが、「講話」では話すテーマに制限はありません。

そして、「講話」と「講演」「演説」の違いと同様に、わかりやすく話すという意味も「講義」「訓話」は持っていません。

そのため、大勢の前でわかりやすく話すという制限の下、「講話」するテーマが「学説・書物・物事などの意味や内容」であれば「講義」で、「教え導くような教訓的な話」であれば「訓話」で「講話」を言い換えることができます。

「講話」は話すテーマや話し方によっては言い換えることができる

以上、「講話」の意味と使い方、類義語、言い換え表現についてまとめました。

この言葉は「大勢の人の前で何かのテーマについて分かりやすく話をすること」を表します。

「講義」もほとんど同じような意味がありますが、この場合は単に大勢の人の前で何かのテーマについて話をすることを表し、それが分かりやすいかどうか、聞き手に理解させるように話すといったニュアンスは含みません。

また「演説」は、多くの人の前で自分の意見や主張を述べることを表し、「講話」では任意であったテーマが制限された上、その話が分かりやすいかどうかといった意味を含みません。

そして「講義」「訓話」は、話す対象が一人でも大勢でもよく、また話すテーマをそれぞれ「学説・書物・物事などの意味や内容」「教え導くような教訓的な話」と制限された上、話が分かりやすいかどうかといった意味を含みません。

以上のことから、「講話」はわかりやすく話すのであれば「講演」で、話すテーマによっては「演説」「講義」「訓話」で言い換えることができるのです。

Share:
KHajime