用語

「悠々自適」の意味と使い方・例文・類義語・反対語まとめ

「悠々自適」(読み方:「ゆうゆうじてき」)という言葉は、「悠々自適の生活」などの形でよく用いられています。

この「悠々自適の生活」という言い方は「ゆったり」「伸び伸びとした」生活がイメージされるところがありますが、具体的にはどのような生活をすることを表しているのか、またこの言葉と似た意味、反対の意味がある語にはどのようなものがあるのか、中には疑問が浮かぶこともあるかもしれません。

そこで、ここでは「悠々自適」の意味と使い方、また類義語・反対語にあたる言葉について説明していきます。

 

「悠々自適」の意味と使い方・例文・類義語・反対語


それでは、以下に「悠々自適」の意味と使い方、また類義語・反対語について説明します。

 

意味


まず、「悠々自適」には以下のような意味があります。
俗事の煩わしさから離れて、自分の思いのままに静かに暮らすこと。

出典:明鏡国語辞典

つまり、「世の中の面倒なことから離れ、自分の思う通りの心静かな暮らしをすること」を表す語となっています。

 

使い方・例文


次に、「悠々自適」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「彼は定年後人里離れたところに引っ越し悠々自適の生活を送っている」

  • 「先日早期退職をして、今は慎ましくも悠々自適の毎日を過ごしています」

  • 「彼は大企業でバリバリ働いていたが、ストレスで体調を崩したのをきっかけに退職したらしい。しばらくは転職活動をせずこのまま悠々自適に暮らすようだ」

  • 「退職後はオーストラリアに移住して悠々自適に暮らしたい」


 

類義語・反対語


次に、「悠々自適」の類義語・反対語について見ていきます。

この言葉と似た意味、反対の意味がある語には、以下のようなものがあります。

 

晴耕雨読(せいこううどく)


まず、「悠々自適」の類義語にあたる「晴耕雨読」には以下の意味があります。
晴れた日には畑を耕し、雨の日には読書を楽しむこと。悠々自適の生活をいう。

出典:明鏡国語辞典「晴耕雨読」

つまり、「世俗から離れて静かな田舎で悠々自適の生活を送ること」を表し、以下のように用いることができます。

  • 「ゆくゆくは郷里に戻って晴耕雨読の心静かな生活を送りたい」

  • 「友人は以前から本の虫だったが、退職してからはまさに晴耕雨読、田舎に引っ越しゆったりと過ごせる環境に身をおいて読書三昧の生活を満喫しているようだ」


 

多事多端(たじたたん)


次に、反対語の「多事多端」には以下の意味があります。
仕事が多く非常に忙しいこと。また、事件がうち続き世の中が騒がしく、穏やかでないこと。また、そのさま。

出典:精選版 日本国語大辞典「多事多端」

つまり、「仕事が多くてとても忙しいこと、事件などが次々と続き平穏ではないこと」を表し、以下のように用いることができます。

  • 「多事多端の折かとは存じますが、皆様のご協力を賜りたく何卒よろしくお願い申し上げます」

  • 「昨年は多事多端を極めながらも充実した一年となりました」


 

まとめ


以上、「悠々自適」の意味と使い方、類義語、対義語についてまとめました。

この言葉は、「世の中の煩わしさから離れて、思いのままに心静かに暮らすこと」、つまり世間一般の面倒事に悩まされることなく、ゆったりと落ち着いて心のままに充足した暮らしをすることを表し、「悠々自適の生活をする」といった形で用いられています。

また類義語には「晴耕雨読」が挙げられますが、この場合には、世間から離れて田舎や郊外といった田畑の多い場所でのんびりと心静かに暮らすことをいいます。

どちらもゆったりと心のままに暮らすことをいいますが、「悠々自適」は世間の煩わしさから離れて思いのままに暮らす、「晴耕雨読」は都会から離れて心静かに暮らすといったように、それぞれニュアンスが異なるため、適度に場面に応じて使い分けることができます。
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シゴトピ編集部