用語

「雪景色」の意味・例文・言い換え表現・類義語は?現役ライターがサクッと解説

「雪景色」という言葉は、「一面の雪景色」などの形でよく用いられています。

雪が降った後の美しい景色などについて使われる言葉ですが、他に似た意味を持つ言葉にはどのようなものがあるのか、また他の表現で言い換えるにはどのような言い方をすることができるのか、疑問が浮かぶことがあるかもしれません。

そこで、ここでは「雪景色」の意味と使い方、また類義語や言い換え表現などについて、翻訳経験のある現役ライターの筆者が説明していきます。

「雪景色」の意味・例文・言い換え表現・類義語

image by iStockphoto

それでは、「雪景色」の意味と使い方、また類義語や言い換え表現などについて説明していきましょう。

「雪景色」の意味は?

image by iStockphoto

まず、「雪景色」には以下のような意味があります。

雪の降る景色。雪の積もった景色。

出典:広辞苑 第6版(発行所 株式会社岩波書店)「雪景色」

つまり「雪景色」とは、「雪が降っている景色」や「雪が積もっている景色」を表す言葉です。

「雪景色」を使った例文

image by iStockphoto

次に、「雪景色」の使い方を例文を使って見ていきましょう。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

「その夜には積雪するほどの降雪があり、朝起きて外に出ると、昨夜とは打って変わって辺り一面には美しい雪景色が広がっていた」

「冬晴れの澄んだ青空が雪景色の白に冴えて鮮やかなコントラストを成していた」

「普段は寂しい印象の枯れ木並木も、昨夜の雪で風情ある雪景色に変わっていた」

「窓の外では雪がしんしんと降り続き、見慣れた街の風景が趣のある雪景色へと変貌を遂げていた」

「雪景色」の言い換え表現

image by iStockphoto

では次に、「雪景色」を他の言い方で表現したいときにはどうすれば良いか見ていきましょう。

たとえば上述した例文の場合は、次のように言い換えることができます。

「その夜には積雪するほどの降雪があり、朝起きて外に出ると、辺り一面が雪に包まれて白一色になった美しい風景が(もしくは辺り一面の銀世界が)広がっていた」

「冬晴れの澄んだ青空が白雪(白銀)に冴えて、青と白の鮮やかなコントラストを成していた」

「普段は寂しい印象の枯れ木並木も、昨夜降った雪で白く覆われ風情ある並木道に変わっていた」

「窓の外では雪がしんしんと降り続き、いつもの見慣れた街の風景がちらつく雪で白くなった趣ある風景へと変貌を遂げていた」

「雪景色」の類義語

image by iStockphoto

次に、「雪景色」の類義語について見ていきましょう。

この言葉と似た意味のある語には、以下のようなものが挙げられます。

「銀世界」

image by iStockphoto

まず、「銀世界(ぎんせかい)」には以下の意味があります。

雪が降り積もって白一色になった景色をいう語。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「銀世界」

「銀世界」とは「雪が降って積もった後に白一色になった眺め」のことをいい、次のような使い方をします。

「カーテンを開けて窓の外を見ると、そこにはあらゆるものが雪で覆い尽くされた一面の銀世界が広がっていた」

「夏は避暑地として人気を集めているその高原は、冬には一面の銀世界に姿を変えてスキー場として賑わっている」

「白銀」

image by iStockphoto

次に、「白銀(しろがね)」には以下の意味があります。

しろがね、ぎん。また、降り積もった雪のたとえ。

広辞苑 第6版(発行所 株式会社岩波書店)

つまり「白銀」とは、「降って積もった雪」を例えていう言葉で、次のように使うことができます。

「見渡す限り広がる白銀に陽の光が反射して、辺りは明るく照り輝いていた」

「まだ足跡一つないまっさらな白銀の世界を目の前にして、子ども達は浮かれてはしゃいでいた」

「雪化粧」

image by iStockphoto

「雪化粧(ゆきげしょう)」には、次のような意味があります。

あたり一面が降った雪でまっ白になり、化粧したように景色が一変すること。

出典:小学館「雪化粧」

「雪化粧」とは、「降り積もった雪で、辺りが白粉で化粧したように白く美しく変わること」を表す言葉です。

「うっすらと雪化粧した山々」などのような使い方をします。

雪に関する言葉

image by iStockphoto

雪を表現する言葉には、さまざまなものがあります。その中からいくつか紹介しましょう。

「垂り雪」

image by iStockphoto

「垂り雪(しずりゆき)」は「垂り(しずり)」とも呼ばれ、屋根や木の枝などに降り積もった雪が滑り落ちることを表します。

冬の季語として、俳句にもよく使われる言葉です。

 

「風花」

image by iStockphoto

「風花(かざはな・かざばな)」は、「積もった雪が風に飛ばされて飛んでくる様子」「晴れた日に雪が風に舞う様子」のことです。ひらひらと舞う雪を、花びらにたとえたのですね。

「雪月風花(せつげつふうか)」というと、四季折々の自然の景色や、その様子を詩や歌にする風流な様子を表す四字熟語になります。

「深雪」

image by iStockphoto

「深雪(みゆき)」は、「白雪(しらゆき)」「雪花(せっか)」と同じく雪の別名で、雪の結晶や雪の美しさを花にたとえた言葉です。

「深雪」を「しんせつ」と読むと、「深く積もった雪のこと」になります。

「淡雪」

image by iStockphoto

「淡雪(あわゆき)」は「泡雪」「沫雪」とも書かれ、「泡のようにうっすらと積もってすぐに溶けてしまう雪のこと」を表す言葉です。はかなく消えてしまう雪のことで、春の季語でもあります。

和菓子の「淡雪」や「淡雪羹(あわゆきかん)」は、メレンゲを寒天で固めたもので、口に入れると本来の意味の淡雪のようにさっととけてしまうことからその名前がつけられました。

「牡丹雪」

image by iStockphoto

「牡丹雪(ぼたんゆき)」は、「牡丹の花のようにふんわりと大きな形の雪のこと」をいいます。「ぼた雪」は「牡丹雪」を略したものです。

また、ぼたぼたと降る様子から「ぼた雪」と呼ばれるという説もあります。水分が多く、春の季語にもなっている言葉です。

「粗目雪」

image by iStockphoto

「粗目雪(ざらめゆき)」は、「降り積もった雪の表面が日中にとけて、夜に冷えて固まるというのを繰り返してできたザラメ糖のような粗い雪」を表す言葉です。

粗目雪の中に霜ができた状態を「霜粗目雪(しもざらめゆき)」といい、その霜が小さい場合は「小霜粗目雪」呼ばれます。

「細雪」

image by iStockphoto

「細雪(ささめゆき)」は、「細かにまばらに降ったりやんだりする雪のこと」を表します。

谷崎潤一郎の長編小説の名前にも『細雪』がありますね。

「雪景色」の英語表現

image by iStockphoto

日本語では雪を表現する言葉のバリエーションが豊富で、うまく英語訳できない表現が多いようですが、その中でも「雪景色」は「snowscape」と訳すことができます。

雪が辺り一面降り積もっている様子を表すには、

「Everything was covered with snow.」(すべてが雪に覆われていた)

というのがよく使われる言い方です。

「blanket of snow」(雪の毛布、一面の雪、雪化粧)

も、情景が目に浮かぶような表現ですね。

雪が降り積もる様子を表す言葉はさまざま

以上、「雪景色」の意味と使い方、類義語や言い換え表現などについてまとめました。

「雪景色」という言葉は「雪の降る景色」や「積もった雪の景色」をいい、雪が積もって辺りのものが白く覆われた風景の美しさを表す場合に用いられています。

また類義語には「銀世界」「白銀」といったものがあり、これらはそれぞれ「雪が降り積もって白一色になった風景」「降り積もった雪そのもの」を表す言葉です。

もし「雪景色」という言葉を避けて、同じような意味のことを他の言い方で表現したい場合には、場面に応じて「銀世界」「白銀」を使う他、「白一色の風景」「積もった雪で白く覆われた風景」「雪で白くなった風景」などのように言い換えるのが良いかもしれません。

Share:
konomianko