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「独りよがり」の意味と使い方・例文・類義語は?現役ライターがサクッと解説!

「独りよがり」という言葉は、「独りよがりの考え」「独りよがりに陥る」などの形でよく用いられています。

独善的な人に対して使われる言葉ですが、具体的にはどのようなことを表すのか、また他に近い意味の語にはどのようなものがあるのか、中には疑問を抱くこともあるかもしれません。

「独りよがり」という言葉について、まだ良く理解していない人へ、大手企業での勤務後ライターとして数々の記事を編集・構成・執筆を手がけている筆者が説明していきます。また、「独りよがり」という言葉が場面で使われているのかを確認するためにも、その例文をチェックしてみましょう。

その他、「独りよがり」に代わって使用することができる類義語についてもご紹介します。これらの言葉を使い分けて、シチュエーションに合わせて使い分けてみましょう。

「独りよがり」の意味と使い方・例文・類義語をご紹介!

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「独りよがり」という言葉を聞くと、自分のことだけを考えている人を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。周りの意見とは別に、自分の意見にこだわっている人などを説明する時に使う言葉として、日常生活でよく聞く言葉でもありますね。実際に「独りよがり」という言葉はどのように使われているのでしょうか。その使い方と例文をご紹介します。その他、「独りよがり」と似たような意味を持つ類義語もチェックしましょう。これらも合わせて知っておけば、便利に使い分けることが可能です。

どんな使い方が適切?「独りよがり」の意味

まずは、「独りよがり」という言葉の意味について解説していきます。この言葉の意味の理解があいまいであれば、使用するシチュエーションを間違ってしまうことも考えられますね。辞書に記載してある「独りよがり」の定義を確認して、適切に使用できるように理解してみましょう。

自分ひとりだけでよいと思って、他人の言うことを顧みないこと。独善(どくぜん)。

出典:広辞苑 第6版(発行所 株式会社岩波書店)「独り善がり」

つまり、「自分だけである事を良いと思い込み、他人の言っていることを気に掛けないこと」を表す語となっています。

使い方を知りたい「独りよがり」の例文

「独りよがり」という言葉を使ったことがある人も多いのではないでしょうか。おおよその意味が理解できていれば使える言葉ですが、より適切に文章や言葉に当てはめられるように、その例文についてチェックしていきましょう。

「頭の良い人ほど、ともすると独りよがりの考えになりがちだ」

「時には言動が独りよがりになっていないかと自らを省みることも必要だ」

独りよがりの意見を押し付け、周囲からの反発を招く」

「彼は自分の意見に固執した挙句、そうと意識しないまま独りよがりに陥っていた」

「独りよがり」の類義語とは

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「独りよがり」という言葉には、いくつかの類義語があります。これらの類義語は、「独りよがり」とほぼ同じ意味でつかわれることが多いですね。また、「独りよがり」という言葉に対しては、これらの類義語はさらに露骨にネガティブな意味を表す言葉としてのイメージもあります。表現の幅を広げるためにも「独りよがり」の類義語を確認して、その時々のシチュエーションで使い分けられるようにしましょう。

「独りよがり」の類義語1 独善(どくぜん)

「独りよがり」の類義語として挙げられる「独善」という言葉は、日常生活においてはあまり聞く機会が少ない言葉である印象があります。意味としてもとても近いものがあり、やはりあまりいい意味としては使われません。やや固めの文章を作成する時にも活用できる「独善」の意味と例文について見ていきましょう。

 

「独善」の意味

「独善」の意味を、辞書の内容を元にご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

自分だけが正しいと思い込むこと。ひとりよがり。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「独善」

つまり、「自分だけが正しいと信じ込むこと」を意味する言葉として活用することが出来ます。

「独善」の例文

言葉遣いとして文章に入れにくさがある「独善」ですが、名詞として活用すればスムーズな文章や言葉を組み立てることができます。誰かや物事を説明する時に使える「独善」の例文をチェックして、使用するイメージを膨らませてみてくださいね。

「それがいかにももっともなことだと言わんばかりの口ぶりだが、彼の主張していることは単なる独善に過ぎない」

独善に陥らないためには、常に物事を第三者の視点に立って見るように意識することが必要だ」

「その結果は彼らの独善によってもたらされたものであり、最終的には彼らがかたをつけなかればならない」

「彼女の友達の独善的な行為は、沢山の人に嫌な思いをさせていると思う」

「独りよがり」の類義語2 自分勝手(じぶんかって)

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「独りよがり」や「独善」といった言葉より、さらにダイレクトにその意味を表現する「自分勝手」ですが、この言葉は日常生活や職場において最も使われる言葉ではないでしょうか。「自分勝手」という状態は、まさに独りよがりな状態と言えるかも知れませんね。適切に使用できるように、その意味と例文をチェックしてみてくださいね。

「自分勝手」の意味

「自分勝手」という言葉は、あまりいい意味として使われることはないでしょう。物事の結果に対しては決して悪い意味だけにはなりませんが、「自分勝手」という言葉を使う時は、「周りに配慮しない」「自分のことしか考えていない」という意味で捉えられます。「自分勝手」の意味について、辞書の内容を確認してみましょう。

他人の都合を考えず、自分のためだけを計ること。てまえがって。みがって。

出典:広辞苑 第6版(発行所 株式会社岩波書店)「自分勝手」

つまり「自分の都合だけを考えて行動すること」を意味する言葉として使用することが出来ます。

「自分勝手」の例文

「自分勝手」という言葉はフォーマルよりもカジュアルな印象のある言葉であり、日常の人間関係の中で多用される言葉です。また、良い意味で使われることが少ないことから、文章全体がネガティブな意味を持つ言葉になってしまいがちですね。「自分勝手」を使った例文を確認して、言葉の使い方をおさらいしておきましょう。

「彼は自分勝手に飲み会の場所や日にちを決めてしまったため、参加者たちは文句たらたらだった」

「所構わず自分の行きたいところに連れ回そうとする彼の自分勝手な振る舞いに、友人たちはほとほとうんざりしていた」

「オーナーの自分勝手な方針によって、幹部や従業員は多大な時間の犠牲を払うことになった」

「彼女の自分勝手な性格は、子供の頃から身についた特徴と言えるでしょう」

 

 

「独りよがり」とその類義語を活用しよう

以上、「独りよがり」の意味と使い方、類義語についてまとめました。

この言葉は「自分だけで良いと思い、他人の言うことを気にかけないこと」をいい、他人の言うことを聞かず自分だけで良いと思い込むことについていう場合に「独りよがりに陥る」「独りよがりになる」などの形で用いられています。

また、類義語には「独善」「自分勝手」といったものがありますが、これらは「客観性を持たず自分だけが正しいと思い込むこと」「他人の都合を考えず自分の都合だけを考えて振る舞うこと」を示す時に使えますね。

これらの語は自分の考えを中心に振る舞うような人に対して使い、それぞれ似た意味の語ではありますが、「他人を顧みない」「客観性がない」「他人の都合を考えない」といったように異なるニュアンスがあるため、適度なケースで使い分けると良さそうです。

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