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「鼓動」の意味と使い方・例文・言い換え表現は?現役ライターがサクッと解説!

「鼓動」(読み方:「こどう」)という言葉は、「鼓動が高まる」「鼓動が激しい」などの形でよく用いられています。

緊張してどきどきするような場面で使用されている語ですが、具体的にはどのようなことを表すのか、また言い換えることができる言葉にはどのようなものがあるのか、中には疑問を抱くことがあるかもしれません。

そんな「鼓動」という言葉について、大手企業での勤務後ライターとして数々の記事を編集・構成・執筆を手がけている筆者が解説していきます。

「鼓動」の意味と使い方・例文・言い換え表現

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いくつかの言い換え表現もある「鼓動」という言葉ですが、日常生活でまれに聞く言葉でもありますね。鼓動は名詞として活用され、主に人間の臓器である心臓の動きを表す言葉ではありますが、音楽やアート、文章表現として数々の使い方が可能です。そんな「鼓動」というパワフルな言葉にはいくつかの言い換え表現があり、意味は似通っているものの使い方しだいでニュアンスや表現も異なるものになります。まずは、「鼓動」という言葉についてその意味と使い方、例文をチェックしておきましょう。また、その言い換え表現と例文もご紹介します。正しい使い方を確認して、「鼓動」とその言い換え表現を適切に使用しましょう。

「鼓動」の意味

前述にもあるように、心臓にまつわる動きを表現する「鼓動」ですが、同時にリズムや動きなどを表す言葉としても使われています。一般的には、「一定のリズム」というような意味が認識されているところですが、実際に「鼓動」にはどんな意味があるのでしょうか。辞書に示されている定義をご紹介していきます。

ふるえ動くこと。ふるわし動かすこと。
比喩的に、うちにある強い動きが外に伝わること。

出典:広辞苑 第6版(発行所 株式会社岩波書店)「鼓動」

つまり、「小さく揺れ動くことや揺れ動かすこと」「規則的な心臓の運動やそれが伝わる響き」「内にある強い動きが外に伝わることを例えていうこと」を表す語となっています。

「鼓動」の使い方・例文

「鼓動」という言葉を日常会話や文章に組み込む事もそんなに多くはないのではないでしょうか。しかしながら、いざ使うとなった時に、その適切な使い方を知っておきたいですね。力強さを感じる「鼓動」の使い方について、その例文をチェックしてみましょう。

「階段を一気に駆け上がったため、電車に乗り込んでからも心臓の鼓動が激しく胸がどきどきしていた」

「面接の時間が近づくにつれ緊張で胸の鼓動が早くなった」

「彼が近くにいるだけで高まる胸の鼓動をどうにかして抑えようと必死になっていた」

「雪解けが始まると同時に芽を出す草花に春の鼓動を感じる」

「鼓動」の言い換え表現

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打ち震える様を言い表す「鼓動」という言葉には、よく似た意味を持つ言い換え表現が存在しています。しかしながら、意味は似ているものの、そのニュアンスや表現は異なったものです。そういったことから、単純に「鼓動」という言葉を言い換えたところで、伝えたいニュアンスとは若干違った形で伝わってしまう可能性もありますね。「鼓動」の言い換え表現についてその意味と例文、使い方をチェックしてみましょう。

「鼓動」の言い換え表現1 「心拍」(しんぱく)

「心拍」という言葉は、どちらかと言えば「鼓動」よりも日常的な言葉ですね。ランニングなどの有酸素運動や、身体の調子を伝える時に使う「心拍」という言葉は、まさに臓器である心臓の活動と密接に関わっています。「鼓動」の言い換え表現となる「心拍」について、その意味と使い方、例文を確認しましょう。

「心拍」の意味

一般的に知られている「心拍」という言葉は、心臓がどれくらいのペースで動いているかを示す言葉として認知されています。低血圧や高血圧の症状についても、この心拍が使われていますね。まずは、辞書における定義がどの様になっているのかを引用してご紹介します。

心臓の拍動(はくどう)。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「心拍(心搏)」

つまり「規則的な動きで心臓が収縮して脈を打つこと」を表す言葉として活用することが出来ます。

 

「心拍」の使い方・例文

比較的使いやすい言葉となる「心拍」は、日常の会話や文章で使用する人も多いのではないでしょうか。使い方は理解している人が多い言葉ではありますが、その例文について確認してみましょう。「鼓動」という言葉との例文を比較してご紹介しますので、おさらいという意味も込めて確認してみてくださいね。

「大事な試合前の緊張で心拍が速くなっているのが分かった」(≒「大事な試合を前に緊張で心臓の鼓動が早くなっているのが分かった」)

「初めてのプレゼンを前に、本番が近づくにつれ心拍数が高まっていった」(≒「初めてのプレゼンで、本番が近づくにつれて胸の鼓動が高まっていった」)

「鼓動」の言い換え表現2 「動悸」(どうき)

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「鼓動」「心拍」とよく似た意味をもつ言い換え表現である「動悸」についてご紹介します。「動悸」という言葉は、有名な薬品のコマーシャルにもあるように心臓の異常な動きを示す言葉として認識している人もいるのではないでしょうか。「動悸」といえば「息切れ」なども連想しがちですが、ご紹介してきた言葉とよく似た意味を持ちます。その意味と使い方、例文についてチェックしましょう。

 

「動悸」の意味

「動悸」という言葉の意味についてご紹介します。「動悸」は日常生活ではどの言い換え表現よりも使用しない言葉のイメージがありますね。しかし、高齢者の心拍の異常などを表す時に使用することもあります。適切な場面で適切な使い方ができるように、辞書の定義について見ていきましょう。

心臓の鼓動が平常よりも烈しいこと。胸がどきどきすること。

出典:広辞苑 第6版(発行所 株式会社岩波書店)「動悸」

つまり、「心臓の鼓動が普段よりも激しいこと、胸がどきどきすること」という状況を表す時に使える言葉です。

「動悸」の使い方・例文

「動悸」という言葉は、「鼓動」「心拍」という言葉にくらべて激しい動きを表現する言葉として使用できます。それぞれよく似た意味を持つ言葉ですが、ニュアンスは大きく違うのが分かりますね。では実際に文章や言葉で表すときにはどのような形になるのかを、「鼓動」を使った例文と比較してご紹介していきます。

「時間がないからと全力疾走したら、駅に着いてもしばらく動悸が止まらなかった」(≒「時間がないからと全力疾走したら、駅についてもしばらく心臓の激しい鼓動が治まらなかった」)

「第一志望の企業から選考結果の通知が届いたが、結果を見るまで不安と緊張で動悸がし出した」(≒「第一志望の企業から選考結果の通知の通知が届いたが、結果を見るまで不安と緊張で胸の鼓動が一段と激しくなった」)

「鼓動」と言い換え表現を上手く使い分けよう

以上、「鼓動」の意味と使い方、言い換え表現についてまとめました。

この言葉は、「ふるえ動くこと」「心臓の律動的(規則的)な運動」といった意味があり、「鼓動が高まる」「激しい鼓動」などの形で用いられています。

また、似た意味の語には「心拍」「動悸」といったものがあり、「心拍」は心臓の拍動(心臓の収縮運動で脈を打つこと)をいい、「心拍が速くなる」「心拍数が高まる」などの形で用いてみましょう。

そして「動悸」は心臓の鼓動が激しいことをいい、運動などによって普段よりも鼓動が激しくなることについていう場合に用いることができます。

これらの語はそれぞれ異なるニュアンスがありますが、同じような場面で用いることができるので、適当な形で使い分けるのが得策でしょう。

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