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「迂回」の意味と使い方・例文・類義語・対義語は?現役ライターがサクッと解説!

「迂回」(読み方:「うかい」)という言葉は、「〜を迂回する」「迂回路」などの形でよく用いられています。

どこかへ行くのに回り道をする時に使われている言葉ですが、具体的にはどのような意味があるのか、また近い意味の表現や反対の意味を表す語にはどのようなものがあるのか、中には疑問を抱くことがあるかもしれません。

「迂回」の意味と使い方、対義語や類義語にあたる言葉について、大手企業での勤務後ライターとして数々の記事を編集・構成・執筆を手がけている筆者が解説していきます。

「迂回」の意味と使い方・例文・類義語・対義語

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日常生活で見かけることも多い「迂回」という言葉ですが、主に道路標識や交通関係で使用することが多いのではないでしょうか。この「迂回」という言葉を使いこなすことができれば、状況を適切に、かつ迅速に伝えることができますね。また、この言葉の類義語や対義語も、意味を正しく理解しておけばシチュエーションでニュアンスの違いを表現することができます。はたして「迂回」とその対義語・類義語にはどんな意味があるのでしょうか。適切にこれらの言葉を使えるように、その意味と使い方のヒントになる例文をチェックしておきましょう。

「迂回」の意味

本筋の道が通れない時などにサインで見かける「迂回」という言葉ですが、使われている漢字からも、その言葉の意味がつかみやすい言葉でもありますね。「迂」という漢字は「遠回り」という意味を含んでおり、また「回」は「回る」などの意味があります。このことから、「回り道」という意味が浮かんできますね。しかしながら、適切にこの言葉を使用するためにも、辞書による「迂回」の定義について確認しておきましょう。

まわり道をすること。ある所を避け、遠回りして行くこと。

出典:広辞苑 第6版(発行所 株式会社岩波書店)「迂回」

つまり「遠回りをすること」「ある場所を避けて、より遠いほうの道を通って行くこと」を表す語となっています。

 

「迂回」の使い方・例文

「迂回」という言葉の意味を把握した上で、その使い方のヒントになる例文もチェックしておきましょう。日常で使用する事もある言葉なので、使い方とそのニュアンスを掴んでおけば便利に使えます。また、「迂回」の使い方や言い回しも確認してみてくださいね。

「いつも通っている道路に渋滞が発生していたため仕方なく迂回して行った」

「その湖を運航するフェリーは、対岸まで直進するのではなく迂回した航路をたどり、周辺の景色をゆっくりと眺めることができるようになっている」

「この道を通って行くのが一番早いが、あいにくその日は工事のために迂回しなければならなかった」

「その先の道路は土砂崩れで通行止めだったので迂回路を行くことにした」

「迂回」の類義語と対義語

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遠回りや回り道という意味を表す「迂回」という言葉について、シチュエーションによって使い方の異なる対義語や言い回しの効く類義語をご紹介します。これらの言葉は「迂回」と同じく日常でよく用いられる言葉ですね。使用頻度が多いものもありますが、ビジネスシーンなどにおいてより知的で完結に言い表すことも可能です。類義語のそれぞれの意味や、対義語の意味と例文も確認していきましょう。

「迂回」の類義語 遠回り(とおまわり)

「迂回」のさらに分かりやすいバージョンとも言える「遠回り」は、シーンを選ばず使われる使用頻度の高い言葉と言えます。もうすでに意味を理解している人がほとんどではありますが、ここで敢えて「遠回り」という言葉についてもおさらいしてみましょう。

「遠回り」の意味

「迂回」の類義語である「遠回り」は、言葉そのままの意味になります。非常にわかり易い言葉ではありますが、辞書の定義をチェックしておさらいしましょう。ニュアンスの違いを掴んで、「迂回」との使い分けに使ってみては如何でしょうか。

遠い方の道を通っていくこと。回り道。迂回(うかい)。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「遠回り」

つまり、「距離が遠いほうの道を通って行くこと」のことを表現するときに使います。

「遠回り」の使い方・例文

「迂回」と「遠回り」という言葉には、若干ながらニュアンスの違いが含まれています。「迂回」に遠い・近いの距離は関係ありませんが、「遠回り」という言葉には距離感が入ってくるのがお分かりいただけるでしょう。この「遠回り」をシチュエーションで正しく使い分けるために、その例文をチェックしてみましょう。

「夕方までに必ずその場所に着いていないといけないというのであれば、多少遠回りになっても確実なルートを行くべきだ」

「初めて行く場所にもかかわらず、ろくに調べもせずに向かったところ、さんざん迷った挙句かなりの遠回りをしてしまった」

「迂回」の対義語 「直行」(ちょっこう)

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「迂回」や「遠回り」の対義語である「直行」についても意味と例文を見ていきましょう。「直行」という言葉は、日常生活における仕事やプライベートで多用する言葉であり、あらゆるシーンで使われる言葉でもあります。「直行」の使い方を知るための例文もチェックしましょう。

「直行」の意味

「直行」という言葉は、プライベートはもちろんですが、会社などのビジネスシーンで多用されるイメージがありますね。目的地から目的地へダイレクトに向かう時に使われるこの言葉の意味を、辞書の定義から確認してみましょう。

途中でどこにも寄らず、直接目的地へ行くこと。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「直行」

つまり、「目的地へ行く時に、途中でどこかに立ち寄ったりすることなく真っ直ぐにそこへ行くこと」を表す時に使うことが出来ます。

「直行」の使い方・例文

「直行」という言葉は、「迂回」や「遠回り」の対義語として便利に使えます。普段から使用していることも多いこの言葉ですが、実際の使い方をおさらいしてみましょう。ご紹介する例文を元に、普段の言葉の使い方をチェックしてみてはいかがでしょうか。

「昨日は朝一のアポイントメントがあったため、出社することなく客先に直行した」

「その観光地までの日帰り旅行には直行バスを利用して行った」

「迂回」の類義語と対義語を使い分けよう

以上、「迂回」の意味と使い方、類義語・対義語についてまとめました。

この言葉は、「回り道をすること」や「ある場所を避けて遠回りすること」をいい、主に何らかの理由で使えない道を避け本来よりも遠回りをして目的の場所へ向かうことについていう場合に「〜を迂回する」「迂回路」などの形で用いられています。

ご紹介したとおり、類義語には「遠回り」、対義語には「直行」といった語が該当しまずが、前者は誤った道を通る、寄り道をするなどのためにあえてもとよりも遠い道を通って行くこと、後者はどこかに寄らずに真っ直ぐに目的地に向かうことについて伝える場合に使えますね。

それぞれある場所に向かう時にどのような道筋を使うかについていう場合に使うことができるので、適度な場面で使い分けることができます。

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