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「幸先」の意味と使い方・例文・類義語は?現役ライターがサクッと解説!

「幸先」(読み方:「さいさき」)という言葉は、「幸先が良い」「幸先が悪い」などの形でよく使われています。

新しく何かを始める際に使われることが多いこの言葉は、これから先の吉兆を占うような形で使われることが多いですね。「幸先」と同じくして使われている類義語に「好調」や「縁起が良い」という言葉がありますが、意味は似通っていてもニュアンスが若干違っており、使用する際には適切に使いたい言葉です。

物事を行う時の出だしが良く先の成り行きが期待できることをいう時に使いたい言葉ですが、具体的にはどのような使い方をするのか、また他の類義語には実際にどのようなニュアンスがあるのか、中には疑問を抱くことがあるかもしれません。

「幸先」の意味と使い方、例文についてご紹介します。また、よく似た意味を持つ類義語の意味と例文、そしてニュアンスの違いをチェックしましょう。これらの言葉について、大手企業での勤務後ライターとして数々の記事を編集・構成・執筆を手がけている筆者が解説していきます。

「幸先」の意味と使い方・例文・類義語

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「幸先が良い」という言葉で使われ、しばしば「幸先が悪い」という言葉も耳にすることがある「幸先」ですが、日常生活ではビジネスシーンからプライベートまで馴染みのある言葉の一つなのではないでしょうか。物事を始めるにあたって、良いまたは悪い流れであったり、この先を占うような出来事が起こる時に使われれる「幸先」ですが、普段何となく使っているという人も多いのではないでしょうか。シチュエーションで適切にこの言葉を使用するためにも、その意味と使い方、例文をご紹介します。また、「幸先」の類義語についても意味や例文をご紹介しますので、これらの言葉を使い分けて言葉による豊かな表現を身に着けましょう。

「幸先」の意味

「幸先」という言葉は「良し悪し」または「先を占う」といったニュアンスを含むのが一般的な言葉の理解になるでしょう。やはり、なにか新しいことやプロジェクトを開始するときは、できるだけ縁起の良いサインを見つけたいところです。しかしながら、悪いサインを見つけることもありますね。このサインについて、「幸先」という言葉がマッチしそうです。形のない予感や直感を言い表す「幸先」ですが、適切にこの言葉を利用するためにも、辞書に記載されている定義から、その意味をご紹介します。

良いことが起こる前兆。吉兆。
これから始める物事の先行きを感じさせるきざし。前兆。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「幸先」

つまり、「良いことが起こる前触れ」「これから始めることの行く先を予感させる徴候」のことをいう語となっています。

 

「幸先」の使い方・例文

辞書の定義を元にすれば、先の見通しが良いことを言い表す時に使用する傾向があるこの「幸先」という言葉ですが、物事の前兆として良し悪しに関係なく使用することも出来ます。普段の生活でいろいろなことに使うことができる「幸先」なので、実際に使う際はそのニュアンスを把握しておきたいところですね。この言葉を使い慣れているという人も、おさらいの意味をこめて「幸先」の例文をチェックしてみてくださいね。

「開店前に集客に力を入れたことが功を奏してか、彼の店はオープン初日から満席になるという幸先の良いスタートを切った」

「無事開店にまで漕ぎ着けたのは良いが、初日からトラブル発生とは何とも幸先が悪い」

「その日の試合は開始早々に先制点を挙げるという幸先の良い出だしとなった」

「彼はフリーランスに転向後、すぐに大口顧客との契約を獲得し幸先の良い滑り出しを見せた」

「新型船舶の出向には幸先を占うような出来事が欠かせない」

 

「幸先」は、上記のようにある物事を始める際にその後の先行きを感じさせるような良い(もしくは良くない)事柄が起きたことについていう場合に、「幸先が良い」「幸先が悪い」「幸先の良い~」などの形で使うことができます。

「幸先」の類義語 「好調」「縁起が良い」

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「幸先」という言葉は、これから物事を始めるときの吉兆を占うようなニュアンスがあることがお分かりいただけたでしょう。「幸先」の類義語として、この言葉によく似た「好調」「縁起が良い」という言葉についても知っておけば、さらに表現の幅は広がります。これらの言葉は、「幸先」よりも日常生活に密接に関わる言葉ではあり、頻繁に使うという人も少なくはないでしょう。シチュエーションによって正しく言葉を使い分けるためにも、その意味と使い方、例文についてチェックしていきましょう。

「好調」「縁起が良い」の意味

人の調子やスポーツ選手や体を使う仕事をする人、または業績や様々なことに対して普段使われている「好調」ですが、この言葉はダイレクトに良い意味を表しています。同じく、「縁起が良い」という言葉もこの先の未来を占う意味で良い言葉として使われますね。ニュアンスの違いが割と顕著なこの両者ですが、意味は非常に似ています。これらの「好調」、「良い」ということばを省いた「縁起」という言葉の意味について、辞書の定義からチェックしてみましょう。

調子がよく、物事が思いどおりにはかどること。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「好調」

 

吉凶のきざし。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「縁起」

「好調」「縁起が良い」の使い方・例文

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「縁起が良い」という言葉は、「縁起が悪い」という使い方もできますが、「好調」に関してはそのまま良い意味にとらえられますね。ちなみにに「好調」の対義語は「不調」になります。この「好調」と「縁起が良い」という言葉は、普段から使う人も多くいるのではないでしょうか。言葉のニュアンスなどをすでに把握しているという人も、今一度これらの言葉の使いかたを確認してみましょう。

 

「好調」:「チームは開幕戦で勝利を飾り、好調なスタートを切った」
(≒「チームは開幕戦で勝利を飾り、幸先の良いスタートを切った」)

「縁起が良い」:「大事な試験の日の朝に茶柱が立つのを見て、彼はこれは縁起が良いと喜んだ」
(≒「大事な試験の日の朝に茶柱が立つのを見て、彼はこれは良い結果になりそうだと喜んだ」)

「好調」「幸先」とはニュアンスが異なりますが、ある物事が調子が良く進むことについていう時に使うことができます。

また「縁起が良い」というと、これから良いことが起こる兆しをいい、「幸先が良い」と近い意味合いで使うことが可能です。

「幸先」とその類義語を活用しよう

以上、「幸先」の意味と使い方、類義語についてまとめました。

この言葉は「良いことが起こる兆し」「これから始める物事の先行きを思わせる前兆」をいい、たとえば新しく始めた物事がこれから調子よく進みそうな予感を感じさせる事柄についていう場合に、「~とは幸先が良い」「先行きの良い~」といった形で使うことができます。

また類義語には「好調」「縁起が良い」といった語があり、物事が調子よく行われることや良いことが起こることをほのめかす出来事について良い表せますね。

これらの語はそれぞれニュアンスが異なりますが、ある物事の出だしが良いことや良い先行きを予感させることをいう時に使うことができるので、適度な場面で使い分けることが可能です。

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